スキーボードとは

エクストリームスポーツは過激なという意味のエクストリームを使っている言葉からもわかるように、かなり激しい動きをするスポーツです。
そのようなスポーツのなかにスキーボードといったものが最近出てきました。
これは、一見するとスキーのようなスタイルですが、スキーのようにストックをもっておらず、板もスキー板よりはかなり短いものになっています。
このため、スキーよりも体の自由度が多くなるので、さまざまな技を繰り出すことができるようになっています。
これがこの競技の人気の秘訣といえるかもしれません。

このスキーボードで使用する板は100cm以下のものが普通で、この場合はセーフティビンディングといわれる転倒時に板を開放する機能がないものが一般的です。
スキー板は安全性の問題から、転倒をするなどして、力がくわわったときに板が自動的にはずれるのですが、この機能がないということは、それだけ安全性には注意をして滑る必要があるといえます。
また、逆に板が自動的に外れてどこかにいくということがないともいえます。

アクロバットな動きが可能に

板は前後ともに反り返っているので、前後ともに滑ることが出来るといったことも特徴のひとつです。
このため、多彩な技が生まれることになっていて、後ろ向きですべって宙返りといったようなアクロバティックな技もできるようになるのが魅力です。
ストックもないことから、手も自由に動かせるので、技の自由度はかなり高いといえます。
ただ、板は短いということは、スキーに比較して、それだけ転倒をしやすく不安定だということも意味します。
この不安定さが面白さをましているともいえるかもしれません。

装備が軽く手軽に行ける

また、板が短く、ストックなども不要ですから、荷物が多くならないといったことも魅力ですね。
スキーであれ、スノボであれ、板がかなり大きなものとなっていて、専用のキャリアを使ったりして持ち運ぶのですが、スキーボードの板はかなり小さいので大きめのバッグにいれて持ち運べたりもします。
こういった自由度の高さも人気の理由といえるかもしれません。

近年のスキー場ではハーフパイプやクロスカントリーのような施設をつくっているところが多いので、それらを利用していろいろな技を楽しめるのが、このスキーボードの大きな魅力となっています。
ジャンプを楽しんだり、グランドトリックを楽しんだりとさまざまな楽しみ方があります。
もちろん、滑走を楽しむこともできるので、人気のスポーツです。