新しい感覚のランニング「トレイルランニング」

都市部でもお昼休みなどになるとジョギングウエアに身を包み、ランニングしている方を見かけますし、休日ともなると川べりやお散歩コースをランニングしている人も大勢います。
ランニングやウォーキングは健康促進スポーツとして競技人口も多いです。

ランニングを楽しむということで今新しいスポーツが注目されています。
それが、トレイルランニングです。

いつも走っているランニングロード、川べり、オフィスの周りではなく、道路を外れて公園の木立の中を走ってみたり、土手の斜面部分を走るなど、くぼみがあったり張り出した木の根があるようなところでもぐんぐん走る、普通のランニングとは違う刺激があるランニングをトレイルランニングといいます。

足首は横にも縦にも斜めにも動いて、足首の筋、筋肉を鍛えてくれますし、柔軟性を持たせてくれます。
ちょっとした段差で捻挫するというような現代人の足をしっかり鍛えてくれるランニング方式です。

路面に足を集中させて走らないと怪我をするので集中力を高く保ちながらランニングできますし、バランス感覚もよくなって、体幹を鍛えるトレーニングにも活用できます。

たまには里山を走ってみよう

普段は公園の木々の中、木の根や石などの中を走るトレイルランニングを楽しみ、休日には里山へ行って、クロスカントリーのように、足運びの悪いところを走ってみるのもお勧めです。

最近はトレイルランニング用のシューズが販売されていて、足首をしっかり守るなどの配慮がされている靴があります。
こうしたシューズをはいて山道を登ったり下ったり、ぼこぼこしている石がむき出しの道なき道を走ったり・・・こうしたトレーニングは若い人にもしてほしいトレーニングです。

山の中を走りまわっていた世代は、足首も強く、また体幹などもしっかりしていて、中々怪我をしないといいます。
しかし現代の若い世代は、舗装されたきれいな道、丁寧にトンボを欠けてあるグランドでしか運動を行っていないので、体幹も関節の柔軟性も低いのです。

トレイルランニングを行うことで、もちろん最初は注意が必要ですが、次第に体幹も柔軟性も出てきます。
はじめのうちはどうしてこんなところが筋肉痛になるの?と思うほど、使っていない筋肉があることにも気がつくと思います。

複雑な足運びでランニングすることによって、足の様々な筋肉、背中の筋肉、おなかの内側の筋肉などをしっかり鍛えることも出来るのです。

トレイルランニングに慣れてくるとなるべく柔軟性を持って、体に負荷の少ない走りができるようになっていきます。
スピードをださなければ年齢を重ねた方も挑戦できるランニングです。

行うときには十分に準備体操を行い、怪我をしないようにしっかり集中して、足元に気を配りながら行う事がポイントです。