ナイトロ・サーカスとは

ナイトロ・サーカスは、モトクロスやスケートボードなどを使ったスタントショーであり、アメリカではテレビ番組として放送され、その後日本でも放送されました。
それからはワールドツアーとして世界でライブを行うようになり、2015年には日本にもきています。

出演しているのは世界的に有名なプロのライダー達であり、アメリカのトラビス・パストラーナを筆頭として、スケートボーダーのバム・マージェラ 、女性ライダーのジョリーン・ヴァン・ヴュットなどがいます。

ハイスピードなパフォーマンスと、磨かれたトリックの数々は見るものを圧倒し、もともとグランドキャニオンからダイブしたり、ビルからビルへと飛び移ったりと、危険なスタントに挑むという趣旨で行われ、それがいつしかトライアルのように、世界中の会場で華麗なジャンプなどを見せるイベントになりました。
その名の通り、夜に行われるスタントイベントであり、日本では東京ドームで公演が行われました。

車いすのプロライダー

ナイトロ・サーカスのチームの中でも、異彩を放つのが車いすライダーのアーロン・フォザリンガムであり、生まれつき二分脊椎症という疾患を患っており、車いす生活をしています。
8歳の時にエクストリームスポーツに出会った彼は、ハンデをものともせずに練習を続け、ついに世界初の車いすのプロライダーになりました。

車いすで坂をものともせずに、まるでハンデがないように華麗にジャンプを決めます。
また世界初の車いすでダブルバックフリップを成功させています。
彼は車いすに乗っている人に対する認識を変え、自分自身の新しい発見をしたいと日々考えています。

アクロバティックの数々

ナイトロ・サーカスは、世界を回りイベントを行っているばかりでなく、その様子は動画にもなってYoutubeなどにアップされています。
その動画を見るだけでも、鳥肌が立ちきっと驚くことでしょう。
数々のアクロバティックな演技は、是非とも1度は見てみたいものです。

しかしナイトロ・サーカスは、アクロバティックな演技のみならず、トリックの間には、鮮やかな照明とビジュアルを使ったユーモアな演出も行われます。
驚くばかりでなく、時には笑いもありますので、始まりから終わりまで肩肘を張らずに見ることも出来ます。

またアクロバティックな演技は時には失敗して、着地を失敗するようなこともありますが、彼らはそれさえも演出にして、会場はどっと盛り上がります。
もしも公演に行けたなら、車いすでのアーロン・フォザリンガムの演技も見て欲しいものです。
面白いのはバイクや車いすだけが宙を舞うのではなく、キックボードにショッピングカートにソファーなど、面白いものも飛んでいきそれも楽しめます。