リアルスポーツ並に盛り上がりを見せるeスポーツ

Eスポーツ(Electronic Sports)とは、ビデオゲームの対戦で競技することを意味しています。
「ゲームなのにスポーツ?」と不思議に思われる方も多いかもしれません。
ですがそもそも「Sports」という言葉には、「楽しむ、競技」という意味があり、ゲームも楽しんで競技するという意味において「スポーツ」と捉えられるというわけです。
なお、「Electronic」には、ビデオゲームのほか、コンピューターゲームやスマホゲームも含まれます。

ゲームのプレイヤーも、スポーツと同じく「選手」と呼ばれ、世界のトッププレイヤーになると年俸がリアルスポーツ選手を超えるレベルになっており、いまや有名芸能人と肩を並べる存在です。
日本でもジワジワとeスポーツが浸透しつつあり、メディアに取り上げられることも増えています。
2024年のパリオリンピックにおいて、eスポーツが種目に加わる可能性も出てきていると言われていますので、盛り上がりの凄さを感じることができるでしょう。

eスポーツなら年齢・性別・場所に関わらず参加可能

eスポーツはなぜこれほどにも人気が高まっているのでしょうか。
もちろん、若い世代は幼少期からインターネットに親しんでおり、デジタルネイティブ世代ということもeスポーツが受け入れられている背景と考えられます。

実際に選手がコートを駆け回るリアルスポーツとは異なるeスポーツは、あくまでゲームのテクニックで競いますので、年齢や性別、体格などが勝敗に影響することはありません。
言い換えれば、年齢や性別を問わず、誰でもスキルさえあれば参加できるということです。
また、リアルスポーツの場合、競技場やコートへ足を運ばなければゲームに参加することはできません。
eスポーツなら、ネット環境にモニターやゲーム機などの機器さえあれば、どこでも競技することができます。

eスポーツ観戦の見どころ

eスポーツを楽しむ人は、いまや世界で3億人いると言われており、世界中で様々な大会が開催されています。
アジアのオリンピック的存在であるアジア競技大会では、陸上競技などと同様に、eスポーツもテスト段階ですが開催されているほど人気です。

一般的なスポーツ観戦のように、実際に選手が走り回るのでも、ゴールを決めるわけでもありません。
eスポーツの大会では、会場に設置された大きなスクリーンで、ゲームで対戦する映像を大勢のファンと見守ります。

大人、子供、世代関係なく、純粋にゲームの腕で勝負する、そのシンプルな競技が人々の心に響くのかもしれません。
現代では将来の夢に「eスポーツ選手」がランクインしてきていますので、今後さらなる発展が期待できます。