山の斜面でサッカー?「アルパインサッカー」

日本でも代表戦となれば会場で、スポーツバーで、またご家庭で釘付けになって勝利を願うサッカー、日本では野球と共に競技人口が多いスポーツです。
世界をみるとスポーツの中で競技人口が最も多いといわれているサッカーは、時に暴動が起きるほど熱狂するファンが多いスポーツです。

街の中でも広場でも、どこにいてもボールがあればどこでも楽しめるというサッカーですが、その世界中で人気のサッカーの中で、最も過酷といわれているのがアルパインサッカーです。

日本ではあまり聞いたことがない名前ですが、このアルパインサッカーは、アルプスに囲まれたオーストリアという地で新しいスポーツとして生まれたもので、世界一過酷なサッカーといってもけして間違いではないといわれているスポーツです。

アルパインサッカーの舞台は山の斜面、この斜面を使ってサッカーを行うという体力、気力共に必要なスポーツなのです。

アルパインサッカーはアルプスのサッカーという意味

アルパインサッカーは、アルプスのサッカーという意味があります。
山の斜面は「立っているだけでもしんどい」という状態、かなりの勾配がある山でサッカーという過酷な試合を行うのです。

本当に山の斜面でプレイできるのか?と疑問に思いますが、アルパインサッカーの試合を動画で見ると、しっかり「試合」になっていることに驚きます。
斜面に転がるボールを追いかける選手たちは笑顔いっぱいにサッカーを楽しんでいる、きちんとゴールもできる、試合が成立していることに驚きです。

アルパインサッカーをみると普通のサッカーが退屈に見える?

アルパインサッカーを楽しむ選手たちからすると、普通のサッカーなんて退屈!!というのですから、そのバイタリティに驚かされます。

みている方も斜面を駆け回る選手たちの迫力に思わず釘づけ!となってしまいます。
サッカーはそうでなくてもフィールドが広くしかも足を使ってボールコントロールを行うのですから、前後半90分間走り回るだけでも大変です。

アルパインサッカーはその上斜面が会場となるのですから、疲労はとてつもないことになるでしょうしボールコントロールも難しい・・と思うのです。
しかし選手たちは実に楽しそうに、通常のサッカーを行うように試合を行っています。

2014年ワールドカップブラジル大会の試合を観戦していた時、実に退屈だった、選手たちがしんどいという顔ではなかった、俺たちの山を走り回ってみろと、オーストラリア人が思った、そこから始まったのが、このアルパインサッカーでした。

山の国だからこそできたアルパインサッカーですが、ほかの国でもサッカーは別のフィールドで行うことができる、そんな魅力を秘めているのかもしれません。